長町病院附属歯科クリニックについて
長町病院附属歯科クリニックは、3.11震災後の困難を乗り越え、長町一丁目に移転して力強く診療を再開しました。熟練の歯科医師1名と経験豊富な歯科衛生士4名のチームに加え、古川民主病院からの支援医師を迎え、より充実した診療体制を整えています。
当院の特徴は、外来診療だけでなく、地域に密着した訪問診療にも力を入れている点です。「お口の中から健康づくりへ」という理念のもと、単なる歯科治療にとどまらず、患者様の全身の健康と生活の質向上を目指しています。
さらに、当院では社会的健康決定要因(SDH)の視点を重視し、患者様一人ひとりの生活背景や社会環境を考慮した、きめ細やかな診療を提供しています。この包括的アプローチにより、「安心して健康で暮らせる地域づくり」に積極的に貢献しています。
口腔ケアのプロフェッショナルとして、地域の皆様の健康を守り、笑顔あふれる暮らしをサポートすることが、私たちの使命です。長町病院附属歯科クリニックは、地域に根ざした信頼される歯科医療の拠点として、これからも皆様の健康づくりに尽力してまいります。
設備案内
歯科用CT
歯科用CTとは、コンピューターを駆使したデータ処理と画像の再構成で、断層写真を得ることができる装置です。
インプラント治療、抜歯、歯周病治療、矯正治療など、目に見えない部分の分析や、精密な技術を要するものには、精密な検査が必要です。しかし、従来のレントゲン写真で得られる情報量には限界がありました。
そこで古川民主病院歯科では、通常のレントゲンでは見えない部分を容易に確認し、より診断精度を上げるため3D(三次元)の立体画像を得られる歯科用CTを導入しました。
歯科用のCTはX線照射量が医科用の約1/10で、被爆量が非常に少なくなっており、正確でより安全な検査・診断を行うことで、治療の確実性を高めていきたいと思います。
口腔外バキューム
診療室内の空気をキレイに保つことを目的とした機器です。
歯を削る時には、歯の粉や金属片、唾液、血液など、目に見えないほど細かな粉塵が空気中にたくさん飛び散ります。
口腔外バキュームは、お口の中のバキュームで取り逃した、診療室内のさまざまな細菌汚染物質を確実に捕集するためのものです。
舌圧計
舌は食べ物を飲み込む手助けを無意識に行っています。舌の動きが弱くなると、ものが飲み込みづらくなったりむせやすくなったりします。
握力を測るのと同様、舌の力を測るのが舌圧計です。